ご挨拶:
スリランカはインドの南東に位置する島国で、その国名はシンハラ語で「聖なる光輝く島」を意味し、「インドの涙」「インド洋の真珠」などと称されるほど美しい自然に恵まれています。1948 年にイギリス連邦内の自治国「セイロン(ライオンの島の意)」として独立しましたが、1972 年に国名を「スリランカ」へ改めました。昨今は、中東からアジアへのシーレーンの要衝として世界各国から関係強化の必要性が指摘されています。
日本との関係では、1951年9月6日、サンフランシスコ講和会議でのセイロン代表・ジャヤワルダナ首席代表(後の大統領)の演説が有名です。「憎しみは憎しみによって止まず、愛によってのみ止む」-ブッダの言葉を引用し、日本から賠償を求めない旨の発言は、サンフランシスコ講和会議の流れを大きく変え戦後日本の国際復帰への道筋をつけたといわれ、今なお我々日本人に感動と勇気を与えています。ジャヤワルダナ氏の演説通り、セイロン(現在のスリランカ)は日本を許し、平和条約調印後かつ日本が連合軍の占領下から独立した 1952 年に国交を樹立しました。日本とスリランカは、1983 年から 2009 年にかけての国内紛争や 2022 年のデフォルトを経ながらも、今日まで一貫して友好関係を築いてきました。
一般社団法人日本スリランカ交流協会は、日本とスリランカの相互理解と友好関係を深め、文化経済交流を促進し、差別のない多文化共生社会の実現に寄与することを目的として設立されました。真の友人として心と心のふれあう関係を構築し、対等な協力者として相互信頼関係の醸成を図ります。ひいては、アジア及び世界の平和と繁栄へとつながるよう、人的交流事業と人材育成、文化及び経済交流事業、観光関連事業など、各種事業を行って参ります。
当協会の設立趣旨へのご賛同とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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